いっぽ便り

長野県長野市の学習塾 寺子屋いっぽです。

「図形の証明」 身に付ける

 

「図形の証明」は

中学数学の

大きなヤマ場の1つです。

 

長野県の高校入試でも

毎年

最後の問題として

出題されています。

 

図形の証明問題を

自力で

書くことが

できるようにすること。

 

どうしたら

効率的に

身に付けることが

できるでしょうか。

 

早い段階から

自力で

書かせようとする。

 

これは

指導法として

大きな間違いです。

 

私は、

最初に

生徒さんと一対一で

考え方の筋道を確認します。

 

考え方が理解できたら

答えを見て

解答の書き方

論法の進め方を

ノートに書いてもらいます。

 

答えを見て

その

効率的な書き方を

論理的に覚えていくのです。

 

当然のことですが、

答えは

無駄なく

簡潔に

書かれています。

 

 

それから

初めて

答えを隠し

自力で書きます。

 

分からなくなったら

答えをさっと見て

再び隠し

書き始めます。

 

最初は

こうしたことを

問題ごとに

繰り返します。

 

この時

注意することがあります。

 

常に

図形と文を

行き来しながら

考えながら

書くということです。

 

無意味な

手の運動にならないように

気を付けてください。

 

遠回りのようですが

複雑な「証明問題」を

効率的に

身に付けるということは

このようにすることなのです。

 

いくつかの問題で

書きっぷりが

身に付いてきたら

その後は

自力で

書いていきます。

 

この段階では

解答と

多少表現が違っていても

良いのです。

 

考え方

論理が

大筋に沿っていれば

正解です。

 

最初は

しっかり

答えを

真似ることからです。

 

「真似る」ことは

「学ぶ」ことです。