いっぽ便り

長野県長野市の学習塾 寺子屋いっぽです。

思い出そうとしてはいけない

 

【数学、算数の復習で】

 

本当に

ちょっとした

心の使い方で、

成績が伸びるか

伸びないかが

分かれちゃうんです。

 

復習をしている

生徒さんたちの様子を

見ていると、

面白いことに気づきます。

 

解答部分をムダ紙で隠し、

その白紙部分に

自力で解き直しをしていきます。

(当塾には、ムダ紙かたくさんあるので、生徒さんたちに渡しています。)

 

その時の

生徒さんの様子です。

 

一見、

スラスラ書いている生徒さんを、

しっかり理解している、

力が付いていると、

安心してはいけません。

 

記憶したことを

思い出しているに

過ぎないのかもしれないのです。

 

なぜ、

思い出そうとしては、

いけないのでしょう?!

 

もちろん数学でも

記憶することは多くあり、

それを思い出さないと

解けない問題はあります。

 

ところが、

記憶することが

数学の学習だと思い込む、

あるいは、

記憶の割合が多くなる。

これは

大きな勘違い、

大きな間違いです。

 

生徒さんたちに

話します。

 

復習は、

思い出す方向に

頭を使ってはいけません、

と。

 

極端な言い方ですが、

記憶に残っていることは

すべて忘れ、

今、目の前の問題を、

初めて解くように

その問題文の意味を

ひとつひとつ

じっくり考え、

思考の筋道を

立てていってほしいのです。

 

外には見えにくい

その

心の使い方次第で、

思考力を伸ばすこともできるし、

やっているつもりが

時間のムダづかいにも

なりかねないのです。

 

一言で言うと、

考えるクセを付ける。

それが、

応用問題にも

対応できる真の学力です。

 

そして、

数学の問題を考えることが、

あたかも

ゲームでも解くように、

楽しくなってくるのです。