ディヌ・リパッティ
その度に心酔してきました。
そして、また
藤田真央さんの演奏は
完璧です。
いや、
もう
完璧という言葉は
ふさわしくありません。
それは
目の前に
モーツアルトがいて
自身の曲を
弾いているかのように
瑞々しいのです。
深く
優しく
美しく輝き
全ての音が意味を持ち
全体を語っています。
音を越えて
迫ってくる勢いがあります。
あの
弾いているかのような演奏。
現代の
私たちが
その音楽を聴けること。
それは奇跡です。
こんな幸せって
あるでしょうか。